物には引き際という物があり、
いつ引くかのタイミングってすごく重要だと思います。
いつ引くか(終戦する)、引くに引けない状況で、
膠着しているようにしか見えませんが、
今回はそんな大きな問題ではなく、
今朝私が体験した事例から物事の引き際について、
少し考えてみたいと思います。
よろしければ最後までお付き合いください。m(__)m
私は自宅から職場まで10キロ程度の距離を車で通っています。
途中片側二車線の国道を5キロほど走るのですが、
今朝私の前に30キロくらいのゆっくりとしたスピードで、
追い越し車線を「紅葉マーク(紅葉さんとしましょ)」を、
つけた車が走られていました。
その国道の制限速度は50キロ
この時点で20キロほど周りの流れに乗れておらず、
さらに追い越し車線をず~っと占拠されていたので、
後続の車はすべて左抜きせざるを得ない状況。
私も追い越そうとしましたが、
100メートル先の信号が変わったので、
とりあえずこの人について行くことにしました。
するとその紅葉さん30キロで走られていたにもかかわらず、
停止線を車1台分オーバーして停止💦
さらに赤信号にもかかわらず、
車は前へじわじわ進んで(進ませていた?)、
結局赤信号の間で交差点を渡り切っちゃってました。
その後はまた30キロのゆっくりとしたスピードで、
周りの流れを気にすることなく走られていました。
高齢者マークをつけている方がすべてこうだとは、
全く言う気はありません。
大多数の方は自分で自覚されてしっかり運転されています。
しかしこのような紅葉さんは、
もう免許返納をするべく時になっているのではないでしょうか?
この紅葉さん、道路交通法で3つの違反をしています。
①「車両通行帯違反」
②「他の車両に追いつかれたときの義務違反」
③「信号無視」
一つ一つは小さい事かもしれませんが、
ハインリッヒの法則のように、
こういう小さい違反が積み重なって、
最終的には大きな事故につながる訳でして、
赤信号でしっかり止まれない
→ブレーキをしっかり保持できない
→急発進などの誤操作を引き起こす可能性
追い越し車線をゆっくり走り続ける
→周りの状況を分析できない
→歩行者の飛び出しなどにとっさに反応できない
という事例に発展する因子を持っていると言うことです。
確かに我が町は車がないと生活に苦しい環境ではあります。
しかし、無理して車を運転して事故してしまってからでは遅すぎます。
現在70歳以上の運転免許保有者は、免許証更新時に「高齢者講習」が義務づけられています。
この制度を使って、
自分はまだまだ大丈夫だと再認識した人は、
今まで以上に安全運転に心がけていただき、
自分が無理だな?と不安になったら家族や周りの人に相談して、
免許返納やサポートシステムのついた車への乗り換えなど、
気軽に変更できるような社会が成熟するといいなあと思いました。
そういう意味でも「引き際」って大切なんだなと考えさせられました。