GW明けてから結構騒がれています。
山口県の4630万円使い込み問題。
容疑者も逮捕され、弁護士さんを通して「コツコツ返していきます」なんて話しており、
当の町長もまず一安心なんて言っていますが、
実際これだけの金額返せるのか??って疑問に感じてしまいました。
だって約5000万円の住宅ローンを借りるのってどうです?
一般市民でさえ厳しいですよね。
ましてや住宅ローンは最優遇金利で計算されていますし、
ということでお節介に計算してみました~、
※ここからの計算結果に関してはあくまでも私の想定であり、実際の返済額とは異なる可能性が多々ありますのでお気をつけください。
今回ローン計算に使用したのはこちらのサイトです。
では参ります。
まず今回はあくまでも個人的な使い込みによる借り入れなので、
住宅ローンのような金利の安い商品は使用できないと思います。
そこで目的自由形というのを調べてみたところ、
あるにはありましたが最長で15年返済で1000万円まで
というところが限界みたいでした。
これを踏まえずに、まず計算してみます。
今回容疑者は24歳ということで、
満25歳から返し始めたとの想定で、
70歳までの45年間を返済に使用したとしましょう。
ボーナス払いは無しにしてみました。
金利4.0%で月185006円
金利4.5%になると200142円
金利5.0%では215764円
こんな金額って現実返せます??💦
ちなみに住宅ローンで5000万円を借りる際に、
目安になる世帯収入が年収750万円です。
今のフラット35だと1.46%なので、
この金利で払おうとすると最低でも年収2000万円以上は必要かと思います。
弁護士さんもそこら辺の計算しっかりしてあげてくださいとしか言えませんね。
そして、私の周りでもこの話をすると良く聞かれることが、
「どうせ自己破産しちゃうんでしょ」てな事ですが、
ギャンブルで作った借金は自己破産の対象外です。
故に彼はこの借金から逃れられません!!
さらに追い打ちをかけるようなお話をもう一つ。
今回彼が取得した4630万円はあくまでも雑所得になるので、
まず所得税45%に住民税10%の合計55%が課税されます。
4630万円×55%=2546.5万円(ひえ~💦)
さらに税務署に申告しなければ、
さらに無申告課税として20%からの926万円が加算されますので、
現実として彼が追うことになる負債は、
最低でも4630万円+2546.5万円=7176.5万円
最悪だと7176.5万円+926万円=8102.5万円になります。
個人的には税務署も課税で動いてほしいですね。
ギャンブルで作った負債と税金は自己破産の対象外
まあ、ここまで考えられる輩なら、
こんなニュースにはならないですよね。
でもって本当に返せるのでしょうか?
一族が総決起しても返せるのかどうなのか?
一部報道では2000万くらいは口座に残っているとかいないとか?
残っているなら全額返した方がいいですよ。
ということで、現実はそんなに甘くないというお話でした。