三重県は海に面しています。
そして南半分はほとんどリアス式海岸。
入り江ごとに風情のある集落が点在します。
そんな中、先日私が行ってきたのは
尾鷲市須賀利町
尾鷲市なのに、陸路では直接いけない「飛び地」の町
昔は市街から巡行船が行き来していたんですけど、
そんな町へ行ってきました。
すごくいい天気で、1月っていうことを忘れさせるような陽気でした。
海もないでいます。
堤防に囲まれた町・・・
海の恩恵を受けて生活するためには、
これも致し方ないことなのかもしれません・・・、
町へと入ると、やはり無機質なコンクリートの壁が、
守られてるというか?守らざるを得ないというか??
本来海の恩恵を受けて、発展していくはずの町が、
海との関係を拒絶しないと、いけないときがある、
そんな葛藤を壁と防潮扉が表しているようなきがしました。
しかし、人が(^^;
こういう路地の事を三重県南部では「世古」といいます。
お寺へ続く世古、そして命を守る道・・・
この集落の住民はこの坂を駆け上がり、
度重なる震災を乗り越えて生きてきたんだと思う・・・、
お寺から眺める須賀利の町、
こう見ると狭い平野に家が密集しているのがよくわかります。
優しい表情の海、願わくばこの表情をず~っと見せ続けてほしいものです。